日曜日は、茂りすぎたツルバラを剪定すべく、ノコギリ片手にバラの繁みに挑みました。今日になって、体のあちこちがトゲにやられた擦り傷、切り傷が痛〜い。眠り続ける美女のもとへ、いばらの中を突破した王子様も痛かっただろうなぁ。
週末の土曜日には、ユーザーさんのお話が聞けるということで、盲導犬協会の見学会に参加してきました。体験談を本で読むことは多いけれど、実際にお話しが聞ける機会はめったにありません。
ユーザーさんは、二人のお子さんを育て上げ、それまで手引きしてくれていたお子さんが社会人になった時、盲導犬と一緒に一人で歩こうと思い立たれたそうです。そう思っても、すぐに盲導犬を手に入れ、スイッチオンで使えるわけではなく、1年以上かけて準備をし、当時は福岡に訓練施設がなかったため、栃木まで行って共同訓練を受け、ようやく盲導犬メリー号との生活が始まったそうです。共同訓練の時は「こんな遠くまで来て、私帰れるのかしら?」と不安にもなられて・・・。
晴れてメリー号との生活が始まっても、30年ほど前は、バスに乗ろうとしても運転手から犬はダメと拒否され、「盲導犬だから乗れるんじゃないか?」と乗客からの後押しで乗れたこともあったそうです。今では、周囲の理解もすすみ、声をかけてくれる人が増えた反面、交通事情が変わり、安全に歩けなくなった道もあるそうです。
盲導犬がいなければ、外出する際は必ず、手引きしてくれる人を頼み、早くて数日後、または翌週に予約をしなければ出かけることが出来なかったけれど、盲導犬がいれば、ちょっと散歩へ、ちょっと街をぶらぶらと・・・と自由に外出されるそうです。
最後に、ユーザーさんにとって盲導犬とは?と聞かれ、「自分の一部です」とおっしゃっていました。
今回の見学会はパピーウォーカー説明会も兼ねていたようで、候補犬達の一生についての説明に続いて、入所間もない訓練犬と、入所1年以上のベテラン犬のデモンストレーションを見ることも出来ました。

入所間もない新人犬(人?犬?)は、イエティ君。ブラッキーは何度か会った事があるのを覚えていたのか、「イエティ兄ちゃん!」って感じで見つめ、イエティもステージから「おまえ、チビだったブラッキーか?」って感じで見つめていて、私は今にも飛び出して行きそうなブラッキーを押さえつつ、「分かるんだ〜(*^_^*)」と嬉しくなっていました。
訓練を受けているイエティは、それでもちゃんとステージをこなして立派でした。かっこよかったよ〜。
見学会のあと、パピーウォーカーに興味のある方々とお話したり、ブラッキーも可愛がってもらいました。ブラッキーがあんまり可愛いから、候補犬を預かってみよう!と思ってくれるといいな〜(^o^)。